垂仁帝の二十七年の秋、ヤマトヒメ異しき声を聞かれて、大に怪しみ、大幡主命を遣わし、これを検せしめけるに、その地にかべいを生じ、一茎にして数十種、また白鶴ありてこめを含み、志摩の国伊雑の原に至るを以て、ヤマトヒメはさいかい […]